九州旅行の1日目は由布院を中心に回りましたが、2日目は大分交通の定期観光バスを利用して国東半島の史跡めぐりに行ってきました。
国東Aコース
別府駅前を9時15分に出発して17時5分に同じく別府駅に到着というルート。料金は5050円でした。
だいたいのコースをGoogleマップで作ってみました。一番南の別府駅(A&I)からスタートして、時計回りに一周してくる感じです。
さっそくツアーのスタート地点である別府駅前に行ったのですが、そこで見かけたのがあるポスター。
これはComicoで連載してるReLIFEじゃないか!?なぜこんなところにと思ったけど、そういえばReLIFEの作者の夜宵草先生は大分県出身でした。今回の記事とは全然関係ないですが、ReLIFEは面白いのでオススメです!
宇佐神宮
さて気を取り直して…最初の目的地は地図上Bにある宇佐神宮です。地図で見ても解るとおり、別府から宇佐神宮へはかなり距離がありバスで50分ほどかかった記憶があります。
この宇佐神宮は”USA”という名前ですが特にアメリカっぽくはなく、むしろ八幡社の総本宮なので相当歴史のある場所です。そして同時に、(恐らく)この日のツアーで一番広い神社です。建物は朱塗りの建物が多くて綺麗でした
ふつう神社に参拝するときは二拝二拍手一拝ですが、この宇佐神宮では二拝四拍手一拝が作法だとか。有名なところだと出雲大社も四拍手ですね。
宝物館の近くも通りましたが、時間的に宝物館に寄る時間はなかったので写真だけ。
富貴寺
続いて地図上Cの富貴寺へ。ここは現存する大堂は九州最古の木造建築とされています。
中はだいぶ風化してしまっているのですが、たまたま住職の方がいらっしゃったので「ここは消えちゃってるけど昔はこうなってたんです」みたいな解説を伺うことができて良かったです。
なお宇佐神宮のそばにある大分県立歴史博物館に当時のものを復元した模型があるそうです。
富貴寺大堂の世界 - 歴史博物館
お昼ご飯はここの隣にある「榧の木」という食堂(?)で頂きました。なんでこんな名前かというと、富貴寺は一本の大きな榧の木から作られたという言い伝えがあるためそれにあやかったものと思われます。
食べログを見てみたら自分と同じバスツアーで行ったと思われる人の書き込みが多く、このツアーではいつもここでお昼となっているみたいです。ここでは例に漏れず大分の郷土料理というだんご汁を食べたのでした。とりあえず定番ぽかったしね
小さなお土産屋さんも併設されており、私はゆず七味をお土産に買って帰りました。大分県は柚子とカボス推しが凄いので割とどこでも売っています。
熊野磨崖仏(まがいぶつ)
お昼ご飯の後は地図上Dの熊野磨崖仏へ。”まがいぶつ”と読みます。
磨崖仏とは何かというと、自然の岩壁に作られた仏像のことです。普通の石仏(例えばお地蔵さん)は切り出した石に彫られているので動かせますが、磨崖仏は岩壁に掘られているので動かすことができません。絵画で例えるとキャンバスに描いた絵と天井画・壁画のような関係と言えます。
そしてこの磨崖仏、なかなか険しい道を登っていかないとたどり着けないのです…なんでも鬼が一晩にして積んだ99段の石段だとか。(ただその石段は撮り忘れたので下の写真はお借りしました)
source:伊予細見 /小さな自転車の旅
この日はたまたま晴れていたのでラッキーでしたが、雨だと本当に大変みたいです(ガイドさん談)。そんな苦労を乗り越えると、噂の磨崖仏が!でかい!
苦労しただけあって感動も大きかったです。
両子寺(ふたごじ)
この日最後の目的地、地図上Gの両子寺へ。地図をみても解るとおり、この場所は国東半島の中心に位置しており、かつ半島で一番高い山である両子山がある場所でもあります。場所が場所だけに自然に囲まれたお寺でした。
石段と金剛力士像。国後半島で最大級らしいですよ!
この後別府駅まで帰ってきて、無事にツアーは終了。合計時間8時間、国東半島を0.7周くらいはしたのでなかなかの距離を移動したことになります。
夕食は宿泊していた「ホテル白菊」というところで頂きました。す・ご・く美味しかったのですが、小食の私は食べきれないという悔しい思いをしたのでした…
翌日の別府地獄巡り〜門司港へ続く、予定。
今回は観光バスということでとりあえずメジャーな所は一通り回れたと思いますが、ツアーだけあって時間制限がなかなか厳しかった面もあります(特に宇佐神宮)。ただ国東半島の辺りは公共交通機関がほとんどないので、観光バス以外だとレンタカーくらいしか選択肢はありません。とりあえず初回はこのツアーで回って、もう一度来たらレンタカーで行きたいところに行くくらいが良いかなと感じました。
なおこのツアー、希望すれば大分空港で下ろしてもらうことも可能ということで、飛行機で帰る人にも便利かと思います。