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精神科のポリクリと教科書

2015年1月9日

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今週のポリクリは精神科だったのでその話と、精神科の教科書について。

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精神科のポリクリ

自分の大学では、精神科のポリクリでの一番大事な仕事は初診患者の予診をとること。つまり精神科の先生が診察をする前に、患者さんの主訴やら現病歴やらをある程度聞き出してカルテにまとめる必要があります。
後は精神科の先生がその患者さんの本診察をするところを見学し、レポートにまとめて提出するのが課題となっています。
で、これを週に3症例やるとポリクリは終了となります。なお3症例といっても2人1組で患者さんの予診をとる(話を聞くのが1人/電子カルテを入力するのが1人)ため、自分が問診するチャンスは多くて2回です。

しかしこうして実習していると毎度思うことですが、1週間では短く2週間だと飽きるのがポリクリですね…ちょっと足りないなと思うくらいで終わるのが一番幸せなのかも

感想

初診ということもあるのでしょうが、他の科よりも医療面接(問診)の時間が長いなと感じました。オリエンテーションでの指示では一人の患者さんで30〜40分を目安にしろとのことでしたし、実際にやってみるとカルテ入力含めて1時間かかることもあり。

つまり精神科ではそれだけ丁寧にエピソードを尋ねる必要があるわけですが、特に子供が相手の場合「学校での様子や成績」「友達とはうまくいっているか」など普段しないような質問も多く、話の流れを作るのが難しかったです。そして精神科の先生はそれを大変スムーズにやっていて、さすがプロだなと感心していたり。

ただ精神科実習は「患者さんの話を聞く」ということにかけてはかなり充実していた反面、身体診察や検査をする機会はほとんどありませんでした。まあ精神科の検査って心理テストみたいなものが多いので、なかなか学生に見せるのが難しいんでしょうか…

精神科はあまり将来の進路として考えておらず期待も低かったのですが、外来患者さんの問診がたくさんできたため、想定していたよりも充実した一週間になりました。
ただ診断を決めるのにかなり時間がかかるわけで、皮膚科のように見ためですぐ決まる科が好きな自分とはちょっと相容れないなとも思いましたが。

精神科の教科書

精神科の教科書としてこれまで使っていたのはCBTの際に購入したレビューブック・マイナー第5版でした。(下のリンクは最新版の第6版です)

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この本はCBTや国試の対策としては内容が凝縮されていて割と良いと思うのですが、いかんせん実習で使うには中身が薄すぎて使えません。基本的にポイントが羅列してあるだけだし…

そこで自分が実習のために買ったのはSTEP精神科 第2版です。

Step精神科

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精神科では「意識狭窄」「意識変容」「せん妄」というようなやけに紛らわしい専門用語が出てくるわけですが、STEP精神科では冒頭の総論部分にて語彙の解説がされているので助かりました。
また国試で除外選択肢として出てくるような疾患についてもだいたい解説がありますし、疾患数としても学生が使う分には十分かなと思います。

話は少し変わりますが、精神科で診断によく使われる分類にDSM(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:精神障害の診断と統計マニュアル)というものがあります。この分類は2013年に改訂されてDSM-5となり、2014年には邦訳も出版されています。
…が残念ながら学生が使うレベルの精神科の教科書(STEP精神科・標準精神医学・TEXT精神医学など)で、この更新が反映されている本は2015年1月時点で発売されていないようです。

上で紹介したSTEP精神科も発行が2008年(Amazonではなぜか2009年になってます)と古いので、そろそろ改訂して頂けるとありがたいところですね。DSM-5も出たばかりのようだし丁度良い機会だと思いますが…

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