医師国家試験の問題は3日間500問あるわけで、その模擬試験の問題も500問あります。500問というのは結構な問題数で、まるで1歩1歩山を登るようだなと思いながら今日も解いていました。
まあ模試は進行状況が目で見て解りやすいとか、1問解けば少しでも終わりに近づくとか、そういった意味では結構モチベーションになるんですけどね。その辺りも「頂上まで○m」みたいな看板がある山登りに近い気がします
今日の勉強内容
そんなわけで今日もMECの夏模試を進め、B〜Dブロックまで終了。自己採点の結果は以下の通り(Dブロックはまだ復習が終わっていないので明日載せます)
MEC夏模試 | Bブロック(総論) | Cブロック(必修) |
---|---|---|
一般 | 34/40 | 14/15 |
臨床 | 54/66(18/22) | 42/48(14/16) |
合計 | 88/106(52/62) | 56/63(28/31) |
% | 83.01886792 | 88.88888889 |
以下それぞれのブロックで勉強になったことのメモ
Bブロック(総論)
あまり出来のよくなかったBブロック。総論分野はダメですねえ
- 要介護の原因疾患:男女合計では脳卒中・認知症・衰弱の順だが、女性では認知症・骨折転倒が多い
- 食事摂取基準:炭水化物(4kcal/g)・蛋白(4kcal/g)・脂肪(9kcal/g)で6:2:2。
Caは650mg(平均摂取量は不足気味) - コルチゾールの作用
異化作用:肝では糖新生を行い、四肢では脂肪を遊離脂肪酸とグリセロールに分解。ただし顔面や体幹では脂肪合成を行う(だからCushing症候群ではmoon faceや中心性肥満になる)
骨形成抑制&腸管からのCa吸収抑制:ステロイド使用で骨粗鬆症 - 新生児GBS(Streptococcus agalactiae)感染は発症すると重症化する(新生児髄膜炎の起因菌)ので予防が大事。妊娠35〜37週ではスクリーニング→陽性ならペニシリン投与
- 成長ホルモン(GH)分泌不全性低身長症での負荷試験とその機序
・アルギニンはソマトスタチンの分泌を抑制し、GHの分泌を促進
・L-Dopaはドパミンとなり(GHRHを介して)GHの分泌を促進 ※逆に先端肥大症においてはドパミンはGHの分泌を抑制する
・グルカゴン負荷によって血糖が上昇し、反応性にインスリン分泌→さらにその反応でGHも分泌される - 悪性症候群
L-Dopaの投与を急に中断する、抗精神病薬を飲み始めるなどドパミンが急に減った状況で生じやすい→治療もドパミン受容体を刺激するブロモクリプチンを用いる
悪性高熱症と異なり家族性はない
Cブロック
必修ブロックですが目標の90%に達せずこちらもちょっと残念。しかし下肢の筋知らなさすぎて、自分でもびっくりした…(これまでの授業の中で解剖が一番嫌いだった私です)
- トリアージのSTART法:第1回TECOM模試でも出てました。流行りかな?
- 下肢の筋
大腿四頭筋:膝関節の進展
大腿二頭筋+半腱様筋+半膜様筋(ハムストリングス):膝関節の屈曲
ヒラメ筋・腓腹筋(下腿三頭筋):足関節底屈
前頸骨筋:足関節背屈(マヒで下垂足:総腓骨神経麻痺) - 糖尿病性網膜症では硝子体出血があっても矯正視力が良好であればまず網膜光凝固術を行う。矯正視力が不良なら硝子体手術。
なお牽引性網膜剥離をきたしているなら最初から硝子体手術を行う。
今日はなんとかCブロックまで終わらせられたので、これで1日分終了!(2日かけて)
ただDブロックの問題ももう解き終わっているので、うまくいけば明日中にFブロックまで終わるかも…?(フラグ)