今日で今週も終わりなので、1週間の勉強内容を振り返ってみました。
勉強時間としては先週(40時間13分)よりだいぶ多く、1日平均でも8時間を上回っていました。まあ夏の一大イベントである甲子園が終わってから(金曜日以降)、勉強時間がすごい増えているのは予想通りかも。
そして勉強内容としては見事に模試しかしていない…!先週の日曜日でちょうどマッチング試験が終わり、その後第1回TECOM模試を解き始め、その後はMECの夏模試を始めたのでした。本当は早いところ内科のQBを解きたかったのですが、このままいくと来週も序盤はMEC模試で終わりそうです。
しかしこうして見てみると、MEC模試はまだ2/3程度しか終わっていないのに既にTECOM模試と同じくらいの時間がかかっています。やっぱり解説が充実しているから復習に時間がかかる、という感覚は間違っていないみたいですね。
今日の勉強内容
模試づくしの1週間ということで、今日もMEC夏模試の続き。今日中にFブロックまで終わらせる野望がありましたが、結局Eブロックまでしか出来ませんでした(^q^)
今回の模試の中ではいつになく良い結果だったので、それで満足させてください…
自己採点の結果は以下の通り
MEC夏模試 | Dブロック(各論) | Eブロック(総論) |
---|---|---|
一般 | 18/20 | 36/40 |
臨床 | 111/120(37/40) | 81/87(27/29) |
合計 | 129/140(55/60) | 117/127(63/69) |
% | 92.14285714 | 92.12598425 |
以下、各ブロックで勉強になったことのメモ
Dブロック(各論)
一般問題では扱われる疾患が内痔核・MGUS・IPMN・血球貪食症候群と、やけにマニアックなラインナップ。一方臨床問題は割と素直な問題が多かった印象です
- 心タンポナーデでは右心不全により肺血流が低下するため、肺高血圧症をきたさない
- IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍):主膵管型は主膵管に開口し、粘液を分泌(悪性が多い)。一方分枝型は良性が多いので経過観察
- 両下肢麻痺:両側前大脳動脈閉塞で生じ、逆に中大脳動脈の閉塞では下肢よりも上肢の麻痺が強い。(ペンフィールドのホムンクルスと灌流領域を考える)
source:脳の中のこびと - 網膜上は鼻側に存在する→視野では耳側に存在する
なお眼底写真でも視野でも盲点部(視神経乳頭)は左目なら左、右目なら右 - 胞状奇胎のフォローアップは基礎体温とhCGで行う。hCGの低下と共に月経周期の改善がみられるため、基礎体温も2相性に戻るのを確認
Eブロック(総論)
前回の総論(Bブロック)は全然解らない問題が多かったのですが、今回はだいぶ良い成績でした。このブロックではとくに公衆衛生が多かったという印象。
- 第二種感染症の出席停止期間・医療計画・ショックインデックスなど第1回TECOM模試と類似の問題が何問か。特に大事ということかも
- 排便に関わる筋と神経
内肛門括約筋:骨盤内臓神経(副交感神経)・下腹神経(交感神経)
外肛門括約筋:陰部神経(体性神経) - 視神経炎は球後視神経炎と視神経乳頭炎に分けられ、後者でのみ乳頭浮腫が認められる。また眼球運動痛の有無により、視神経炎と虚血性視神経症の鑑別が可能
- 角膜移植のドナー条件には悪性腫瘍が含まれない(眼内腫瘍・血液系腫瘍を除く)
source:http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/12/dl/s1211-12h.pdf - GCSの評価の際、気管挿管されていて発語が判定できない場合はVは1点ないし5点(VT)
- アナフィラキシーショックの際、β遮断薬を服用している場合は、ボスミンの効果が減弱するためグルカゴンも使用する。グルカゴンは平滑筋を弛緩させる効果を持つ
※内視鏡検査前に消化管運動抑制のためアトロピン(抗コリン薬)を内服するが、緑内障や前立腺肥大症がある人で代わりに使用するのもグルカゴン