それでも生きていかざるをえない

それいきノート:皮膚科編

初期研修医

平和な日直

投稿日:

お客様の少ない平和な日直でした。たまには今日の症例など書いてみよう(個人情報に抵触しない範囲で)

50歳女性の心肺停止→心拍再開後

3年前にSAHから生還したという(ADL full)中高年女性。2分前に元気なところを目撃されており、そこから自宅で急に倒れてCPAに。救急隊接触時の波形はPEAで、CPRのみで心拍再開。来院時の血圧もsBP 120mmHgくらいと蘇生後にしてはそこそこ。

50歳だし目撃ありだからなんとかなるのではと思って頑張りましたが、最終的にはStanfordA型大動脈解離でした。

当時自分の中ではsudden onsetでCPAになる原因として下の5つくらいを想定していましたが、一応当たっていたので良かったような悪かったような。

  • クモ膜下出血
  • 急性心筋梗塞
  • 大動脈解離
  • 肺血栓塞栓症
  • 致死的不整脈(とくにK異常によるもの)

まあこの中で比較的救えそうなのってAMIか不整脈くらいですね…
ベストを尽くせば(CT撮影に行く前のエコーでタンポナーデに気付いてれば)心嚢穿刺くらいは出来たのかもしれないけど、いずれにせよ転帰は一緒だったと思われます。

20代男性の頬骨骨折

スポーツ中に受傷した若年男性。近医でCTを撮られて頬骨骨折の診断で来院。ずいぶん設備の整った近医である

対光反射/RAPD/眼球運動障害/複視/頬部知覚&痛覚/開口&咬合不全辺りを一通り評価して、症状としては軽い開口障害(3cmくらい)しかなかったので明日の耳鼻科へ送ったのでした。眼窩底骨折にせよ頬骨骨折にせよ、手術になったのをあまり見たことがないですね…

あとで調べたところ、頬骨骨折の場合教科書的には頬部知覚障害・開口障害・複視/眼球運動障害を評価して数日経ても改善しない場合は受傷後1〜2週間で手術を検討するようです(下記書籍より)。

ERの本はマイナー科の記載が少ないことが多いので、この本はなかなか良いと思います。

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明日から神経内科なので頑張ります

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