大学病院および本命の病院のマッチングが終わったので、初期研修におけるマッチング対策について書いてみようと思います
マッチング試験で多いのは学科試験・小論文・面接(個人/集団)・集団討論あたり。そこでそれぞれの対策を考えます。
基本
全てにおいて重要なのは、見学に行った際に研修医の先生からマッチング試験についての話を聞いておくこと。特に学科試験ではこれが重要だと思います。
研修医の先生に聞けなかった場合、ハローマッチングに掲載されている過去問を見るのもあり。ただし全病院の過去問が掲載されているわけではないので、可能であれば書店で確認してから買ったほうが良いと思います。
ハローマッチング―小論文・面接・筆記試験対策のABC〈2015〉
医学評論社
売り上げランキング: 47,860
学科試験
内容としては大きく以下のように分けられるみたいです。
- 国家試験の過去問
- 卒業試験の問題(大学病院の場合)
- オリジナル問題
また記述式と選択式がありますが、選択式の病院の方が多い印象。
対策としてはまじめに国家試験の勉強をするのが一番かな…と。採点方法が明確なため他の試験と比べて努力が反映されやすい分野だと思うので、個人的には筆記試験アリの方が好きです。
小論文
小論文の対策としては大学受験用の本を読んでました。
東洋経済新報社
売り上げランキング: 45,911
私はブログを書いているくらいなので文章を書くのは好きですが、大学受験の時に小論文がなかったため”どういうバランスで書けば良いのか”が解っていませんでした。
そこでこの本が「導入→意見提示→展開→結論」という小論文の文章構成が書いてある点が役立ちました。またこの本は医学的な題材を元にした小論文が収録されているので、一般的な小論文の本よりもマッチング対策として有用と感じます。
ちなみに上述のハローマッチングにも小論文・面接対策が書かれていますが、あまり参考になりませんでした。内容自体はクオリティが高いと思うのですが、本番の試験で書いたり喋ったりすることは難しいように思います…
面接(個人/集団)
書店で探していて良さそうだったので下の本を買いました。
一問一答 面接攻略 完全版 2017年度 (高橋の就職シリーズ)
高橋書店
売り上げランキング: 472,102
この本はよくある質問に対して1ページ内に「質問の意図・回答のポイント」「良い回答」「悪い回答」がまとめて書かれており、読みやすいです。
個人的な意見としては、面接に関しては「自己PR」「病院の志望理由」「医師を志した理由」をしっかりと固めておく必要があると思います。他の質問はそれなりに答えられれば良いと思うのですが、この3つだけは完璧な回答が出来ないと差がつくためです。回答としては「父も医師であったため子供のころから身近な仕事であり、かつやりがいのある仕事だと感じていたため」のようなありふれた回答でも良いのですが、何かしらオリジナリティがあった方が集団面接ではアピールできると思います。
後は時事問題に対応するために、1年間のニュースをまとめた本を医療系のニュースだけでも見ておくと良いのではないでしょうか。教養知識もついて一石二鳥かと思います。
売り上げランキング: 16,816
集団討論
集団討論に関しては喋りすぎず、ちゃんと他の人の話を聞くことが重要。
また討論は長時間なので、どこかで議論が止まる時があると思います。
その際に「これまではAの視点からの意見が色々と議論されてきましたが、逆にBの視点からの意見はありますか」という風に議論を再度活性化させる提案が出来ると良いのかなと思います。後は議論が止まった時に、これまでの内容をまとめるのもポイント高そう