そろそろ秋ということで、旅行会社のパンフレットには来年の春ごろのプランが掲載されています。来年の春といえば医学部6年生的には卒業旅行のシーズン。まだあまり考えていませんが、とりあえずJTBの店頭に行って卒業旅行のパンフレットを貰ってきました
卒業旅行の問題は簡単に言うと「誰と行くか」「どこに行くか」ですよね。
回数としては周囲には2回以上行く人も多く、自分もたぶんそうなりそうです。なんとなく考えているのはポリクリ班で1回、その他の仲の良い人たちで1回、一人旅1回くらいですかね
場所に関しては、せっかくなので海外へ行くという感じでしょうか。みんなが行ったことのない国となると案外少ない気もしますが、とりあえずヨーロッパを中心に検討しております。
あ、ちなみに一人旅は国内旅行です(チキンハート)
今日の勉強内容
今日でQB WとMECの109回泌尿器科を終わらせました。
これでMECのマイナー科目は108回・109回の問題を含めて全て終了しました。小児科・産婦人科はそれぞれの卒試前にやる予定です。
そして109D57ではKSRことDr.孝志郎がビデオ講座で言ってたことがピッタリ出てて、ちょっとびっくりしたのだった。「総合感冒薬を飲んで尿閉」というのがそれぐらいよくあるシチュエーションってことですかね。
国試対策的な泌尿器科は今日で終わったので、後は明後日行われる卒試に向けてギアを切り替えていく感じに。同じ泌尿器科でも国試と卒試では必要とされる方向性が違うんだよなあ
以下は今日の勉強ノート
精索捻転症
解剖学的に精巣鞘膜(tunica vaginalis)が高位で精索と付着している(bell-clapper deformity)と、捻転しやすい。
source:Tunica Vaginalis, Bell-clapper Deformity, and Testicular Torsion - Todd Buck Medical Illustrations
解剖学的異常から発症する疾患であり、対側にも生じやすいので手術の際は健側の精巣も固定術を行っておく。小児鼠径ヘルニアにおけるLPECと同じ理屈。
尿閉
定義:膀胱は尿で充満しているのに排尿が出来ない状態
原因
- 下部尿路通過障害:尿道狭窄や前立腺肥大など、膀胱より下部での狭窄がある場合に生じる。尿管結石では(両側であっても)膀胱より上部なので尿閉は生じず、無尿となる
- 神経性:抗コリン薬/抗ヒスタミン薬や末梢レベルでの神経因性膀胱
慢性尿閉の場合は溢流性尿失禁を生じる。
治療
尿道カテーテル・膀胱瘻造設など
手圧排尿・輸液・利尿薬は膀胱破裂の危険があるため行わない
無尿
定義:1日尿量が100ml以下の状態。
類義語
- 無尿:100ml/day以下
- 乏尿:400ml/day以下
- 多尿:2500ml/day以上
原因
尿路系のトラブル以外に腎不全でも生じる
- 腎前性:腎血液量の減少(多くは循環血漿量の減少に伴う)
- 腎性:腎機能が悪化し尿を作れない
- 腎後性:両側尿管結石などによる両側尿管閉塞
腎後性無尿に対し腎瘻を作成し導尿すると、急激な利尿が起こり低Na/K血症をきたすとがある