それでも生きていかざるをえない

それいきノート:皮膚科編

勉強日記 教科書レビュー

国試用公衆衛生セット(QBとレビューブック)を入手

更新日:

先日発売になっていた、QB 公衆衛生(2016年度版)と、今年から発売開始となったレビューブック 公衆衛生を購入してきました。

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これまでは公衆衛生の本というとサブノートがお約束だったようですが、今年からサブノートは廃止され、代わりにレビューブック公衆衛生が発刊されることになったそうです。レビューブックは小児科も発売になりましたし、メディックメディア的には推しシリーズなのでしょうか。

これ以外の公衆衛生の本としては”みえる”シリーズの「公衆衛生がみえる」を以前買ったので持っています。この中で公衆衛生の教科書は何を買えば良いのかな?という感じもしますが、レビューブック公衆衛生に同封されていた紙による説明がありました(クリックで拡大)。

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これを見る限りでは”公衆衛生がみえる”が参考書として使える一番しっかりした本、”レビューブック 公衆衛生”は国試対策を意識した薄めの本、”クエスチョンバンク”は問題演習用、という棲み分けの様です。

確かにチラッと見てみた感じでは。「公衆衛生がみえるを持っていれば、レビューブックの方は無くても良いかもなあ…」と思ってしまいました。

実際に使ってみれば感想も変わってくるかもしれませんが、基本的に家で勉強する自分にとっては持ち運びやすい・参照しやすい本よりも分厚くてもしっかり書いてある公衆衛生がみえるの方が合っている気がします。

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今日の勉強内容

151021-Study

151021の勉強時間:7時間47分

今日は大学にて上述の公衆衛生セットの入手&呼吸器の勉強会でした。なぜ(卒試が終わった)今呼吸器なのかというと特に理由はないのですが、実際のところは呼吸器というより結核と肺炎の話で終わりました。

とりあえず”定型”肺炎って言葉は定義が曖昧すぎて謎だよね、という結論で合意しました。使う薬の違いで分けてるのは解るけどね

後は免疫・アレルギー・膠原病の勉強ということで、MECテキストの復習とQBを進めました。

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正直膠原病についてはテキストを読んでてもあまり解った気がしないので、実戦演習しながら学んでいこうと思います。明日は膠原病&消化器だ!

以下は今日の勉強ノート


結核

結核の日本での感染者は年間2万4千人程度。死亡者は2000人程度

検査

・ツベルクリン反応陰性となる疾患
サルコイドーシス・麻疹・Ⅳ型アレルギー疾患・リンパ腫(CLLも)

喀痰塗沫検査ではZiehl-Neelsen染色の他、蛍光染色法も有効

治療

RFP+INH+PZA+EB/SM を用いたAコースが標準だが、80歳以上の高齢者や治療開始時に肝機能低下がある場合はPZAを除くBコースが用いられる。AコースではPZAとEB/SMは2ヶ月でRFP+INHは6ヶ月投与が必要だが、Bコースだとこの期間は9ヶ月となる。
治療期間の長期化や服薬薬剤数の少なさによる耐性菌リスクからAコースが推奨されているが、高齢者の増加からBコースの適用例も多い

リファンピシンは尿の色が赤くなる副作用があるため、患者に事前に説明しておかないと服薬アドヒアランスの低下を招くため注意!

・退院基準
「2週間以上の治療の後、咳や発熱などの臨床症状がなく、異なる日に採取された喀痰塗抹検査の結果が3回連続で陰性」など

定型肺炎と非定型肺炎との鑑別

  • 年齢60歳未満
  • 基礎疾患がない、あるいは軽微
  • 乾性咳嗽
  • 聴診初見が乏しい
  • 痰がないあるいは迅速診断で原因菌検出されない
  • 末梢血WBC<10,000/mm3

4項目以上該当で非定型肺炎→マクロライドやテトラサイクリンを使用
3項目以下該当で定型肺炎→βラクタム系抗菌薬やβラクタマーゼ阻害剤を使用(2つの合剤がⓇゾシンやⓇユナシン)

この診断基準は感度77%、特異度93%とされるため「当てはまる項目が多いと非定型肺炎である可能性が高い」と言える

好中球の機能異常

好中球の基本機能は遊走・貪食・殺菌の3つ。慢性肉芽腫症はこのうち殺菌能に問題があり、チェディアック-東症候群は遊走能・殺菌能に問題がある。

慢性肉芽腫症

NADPHオキシダーゼの機能不全により、活性酸素が産生できない

カタラーゼは活性酸素を分解する酵素のことで、これを持つ細菌は自らの持つ活性酸素を分解してしまう。このためカタラーゼ陽性菌(黄色ブドウ球菌・大腸菌)や活性酸素を産生しない菌は、生体の活性酸素産生能力を欠いた状態(つまり慢性肉芽腫症)では貪食しても殺菌されない。

なお好中球の殺菌能障害のため、代償性に好中球数は増加する。

・検査
NBT色素還元能検査が陰性となる。正常では活性酸素により色素が還元され青紫色となるが、慢性肉芽腫症では黄色のままとなる。(※陰性で診断できるのは珍しい)

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