毎月恒例ですが、最初が肝心ということで今月の予定を立てました。
今週の勉強内容
今日は月初めであると同時に日曜日でもあるので、今週の勉強内容を振り返ってみます。
今週の勉強時間は43時間ということで、先週(63時間)と比べるとだいぶ減りました。
月曜日に内科最後の卒試が終わり、その後は週の半ばに日本シリーズ観戦などしてたのが主な原因。まあ日本シリーズの観戦に時間を使うのに、それ以外の空き時間を勉強に回さないのが真の問題とも言えます。とりあえず週末はそこそこ勉強時間が確保出来たと思うので、このままのペースで来週へ向かっていこうというところです。
日本シリーズといえば優勝後に気付いたのですが、2014-15のソフトバンクの前に日本シリーズを2連覇したのは1990-92の西武(3連覇)だとか。そりゃ自分の記憶には一度もないはずですね…
勉強内容としては消化器の勉強が中心。消化器は内科の卒試前にやろうと思っていたのに、時間が足りずにほとんど出来ていなかったので今更やっております。来週もこの続きで消化器の勉強を続け、その後は外科の卒試対策に移っていく見込みです。
今日の勉強内容
MECの国試サマライズ 消化器を進めつつ、QB B(肝胆膵)の勉強。
今日は主に自己免疫が関与する肝炎と肝細胞癌の勉強でした。肝細胞癌は胃癌と並んで治療方針が複雑で分かり難い印象だったのですが、大きく外科治療とTACEに分けてそれぞれの適応を考えると理解が進みました。サマライズのDr.孝志郎の説明がなかなか解りやすかったと思います
以下は今日の勉強ノート
肝細胞癌の治療
基本的に根治が望める外科的治療が1stで、肝予備能に応じて切除範囲が決定される(幕内基準)。ただしT.Bill≧2mg/dlの場合は手術適応がなくなり、ICG15分値≧30%の時も切除できる範囲はかなり限られる。
・局所療法(ラジオ波焼灼術)
単発5cm以下、3cm x 3個以下の場合は施行可能。手術と比べて侵襲性は低い
・カテーテル治療
根治性は望めないので、QOL改善が主目的。なお肝障害度Cではカテーテル治療も行えず、移植(ミラノ基準を満たす場合)か緩和ケアが選択される。
- TAE(transcatheter hepatic arterial embolization):肝動脈塞栓療法
- TACE(transcatheter hepatic arterial chemoembolization):肝動脈化学塞栓療法
- TAI:Transcatheter arterial infusion 肝動脈動注化学療法
TAEとTACEはほぼ同義だが、最近はTACEと呼ぶのが普通
TAIは門脈本幹が閉塞している場合でも可能というメリットがある。
蛋白分画
- α1:2%
- α2:8%
- β:8%
- γ:16%
- Alb:64%
※なんとなく2の倍数と考えて、合計が98%と覚えておけば見当はつく