8月の序盤から2週間に渡って行われた甲子園も、今日の決勝で終わり。最終的には前評判通りの強さを発揮した東海大相模が東北勢初の優勝を目指した仙台育英を破る、という結果になりました。
この試合、最終的には10-6と4点差でしたが、正直東海大相模にとっても理想通りという試合ではなかったと思います。昨日は2回しか投げず温存していたエースの小笠原投手を先発で起用して6失点ですしね。優勝候補と言われるチームでもなかなか思うとおりにいかないのが、高校野球の面白さかなーと思います。
まあ最終的には小笠原投手が自ら決勝点となるホームランを打つ、といういわゆるジエンゴで今年の夏の甲子園は終わりを迎えました。エースとして6失点は満足の行く結果でないかもしれませんが、これはこれで一つ良い終わり方だったんじゃないでしょうか。
甲子園が終わって夏も終わりということで、この時期になると毎日聞きたくなるのがこちらの「夏影」。うん、今年も変わらず名曲です。
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今日の勉強内容
今日も第1回TECOM模試の復習!G〜Iブロックまでこなしてようやく終わりました。自己採点の結果です。
TECOM第1回模試 | Gブロック | Hブロック | Iブロック |
---|---|---|---|
一般 | 34/40 | 19/20 | 38/40 |
臨床 | 78/87(26/29) | 54/54(18/18) | 108/120(36/40) |
合計 | 112/127(60/69) | 73/74(37/38) | 146/160(74/80) |
% | 88.18897638 | 98.64864865 | 91.25 |
以下それぞれのブロックでのメモ
Gブロック(総論)
とにかく難しかった印象があるGブロックです。微妙だなーと思って選び、結果合ってた問題も結構ありました
- 分娩時、腹圧(いきみ)をかけるのは分娩第2期末期〜(TECOM模試解説):MECの講義では第1期末期(active phase)と言っていたので微妙に違う。調べてみてもどちらが正しいのかイマイチ解らず
- PCIにおけるDES(ドラッグ溶出性ステント):ステント血栓症予防のためDAPT(抗血小板剤二剤併用療法)を行う。具体的にはアスピリン+クロピドグレル。
なお第二世代のDESではステント血栓症の発生率はだいぶ低くなった - 造血幹細胞は放射線に抵抗性:休止状態にあり、あまり分裂していないため
- 手背・顔面・頸部の皮疹では光線過敏症を疑う:これは忘れてました。反省
Hブロック(必修)
1問不正解のため満点ならず。必修の中でもOSCE的な内容が多かったブロックです。
- 有機リン中毒では副交感神経が優位になるため、徐脈をきたす。
- 血液型判定:オモテ試験では抗A/B血清と患者血球を用い、ウラ試験では患者血清とA/B血球を用いる。血清の中には抗体が、血球の中には抗原が含まれている。
- 鉄欠乏性貧血での鉄剤補充:最初に回復するのはRet(網赤血球)で1週間ほどかかる。その後Hb→フェリチンという順番で回復し、ここまでは数ヶ月かかる。
※逆に言うと、鉄欠乏性貧血と考え鉄剤の投与を行った場合、1週間程度で検査値が改善しなければ別の原因による貧血を疑う
Iブロック(各論)
最終ブロックですがとにかく長い。ここまできて80問とは…メンタルだいじですね
- 軟骨無形成症:四肢短縮型小人症をきたす。原因遺伝子はFGFR3
- 三叉神経痛の治療:カルバマゼピン or 手術による減圧
- TdP(torsades de pointes):原因としては先天的なQT延長症候群の他、電解質異常(低Ca,Mg,K)や抗不整脈薬など。治療としては硫酸Mg(低Mgでなるわけだし)やペーシング・アトロピンなど。
「アトロピンは頻脈にする薬なのに、TdP(多形心室頻拍)の状態で使うの?」と思ったが、頻脈にした方がQT時間を短くできるので大丈夫(と私は解釈) - 子宮内膜増殖症の治療として、MPA(酢酸メドロキシプロゲステロン)がある。エストロゲンで悪化する疾患なので、プロゲステロンを入れて対抗するイメージ。
今日でTECOM模試が終わったので、明日からはMEC夏模試に挑む予定です。TECOM模試は2日(実質1.5日)で全ブロック解いてしまいましたが、MEC模試は国家試験本番と同じく1日3ブロックずつ解いてその日のうちに復習しようと思います。
もっともTECOM模試は2日(実質1.5日)で解く+復習3日というスケジュールでなんとか終わったのに、同等以上のボリュームがあるMEC模試が3日で終わらせられるかというと疑問ではありますが…とりあえず出来るところまでやってみます。