皮膚科 皮膚科専門医試験対策

皮膚筋炎 自己抗体と臨床症状 まとめ

Dermatomyositis-antibody

膠原病の一種である皮膚筋炎は自己抗体によって臨床症状が異なるため、表にまとめました

皮膚筋炎と自己抗体 症状

自己抗体 種類 皮膚以外の臨床的特徴 皮膚症状
抗ARS抗体※
(ARS:アミノアシルtRNA合成酵素)
抗細胞質抗体 慢性進行性間質性肺炎 機械工の手(mechanic's hand)

:母指尺側と示指橈側の角化性病変

抗MDA5抗体
(抗CADM-140抗体)
抗細胞質抗体
(RIG-I様受容体)
急速進行性間質性肺炎

筋炎症状に乏しい

逆ゴットロン徴候・紫紅色斑
抗TIF1-γ抗体 抗核抗体 悪性腫瘍(成人例のみ)・嚥下障害

間質性肺炎合併は少ない

びらん・潰瘍化し浮腫や水疱を伴う
抗NXP-2抗体
(抗MJ抗体)
抗核抗体
(抗体価は低い)
小児皮膚筋炎 皮下・筋肉内の石灰化
抗Mi-2抗体 抗核抗体
(高力価)
古典的皮膚筋炎(CK高値・強い筋炎症状)

間質性肺炎合併は少ない

※Jo-1, PL-7等8種類の総称

  • 抗細胞質抗体である抗ARS抗体・抗MDA5抗体は、抗核抗体(ANA)陰性となる
  • 抗MDA5抗体およびフェリチンは皮膚筋炎の病勢を反映する

皮膚科専門医認定試験の関連過去問

MDA5とTIF1-γは2016年から保険収載だが、数年で医師国家試験にも出題される程メジャーな知識となっている(113F53では問題本文に出てきただけで関連を知らなくても正解できるが、116D44は自己抗体と症状の関連をしらないと正答できない)

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